日本語プライベート・チューターの日々 in オーストラリア 2014-2015 <その2>

やばい、、、これじゃオーストラリアで暮らしていけない・・・。

収入が全くないまま、いたずらに貯金がただ減っていく日々・・・。特に会社員だった人ならわかってくれますよね。いきなり無収入になったときの不安感。

もんもんとしながらも毎日の大学院でのタスクアサインメントが忙しくて、Gumtreeに広告を出していたのも忘れかけていたころ、【女神】から一本のメールが届いた。

「こんにちは、Nunoさん。大学 (UQ) で日本語を専攻しているんですが、ちょっと宿題を手伝ってくれませんか?」Lena

おおっ! キターーーー! しかも自分と同じ大学!  Lenaちゃん!!Thanks—!

ということで、すぐ日程を合わせて、大学内で会うことに。当日、やや早めに着いて待ち合わせ場所で待っていると、電話が鳴る。”Hi Lena? Nunoです! 今どこ?”  「Aww, I found you!」と答え、ひとりの黒髪+眼鏡の小柄で真面目そうな女の子がスマホ片手にゆっくり近づいてきた。それが、ぼくの【完全無資格 自己流 アマチュア】日本語チューター 生徒 第一号のLenaだった。

Lenaは広東省出身の中国人。高校に入るときにオーストラリアへ家族で移住し、大学(UQ)に入ってから、Accounting (経理) + 日本語のダブルメジャー(二つの専攻を同時に履修すること)で勉強している。将来は、日本の旅行会社で働きたいと言っていた。(・・・今頃、どうしているだろう・・)

で、最初のチュータリングは、Lenaの日本語の宿題を手伝うこと。

(・・・ ”任せてよ、日本語なら。マーケティングのとき、広報発表文のチェックとかしてたし、会社の機関誌の編集長もやってたから。文法、誤字脱字のチェックも得意だよ”)なんて高をくくってたら、Lenaが出してきた宿題は、

宮崎駿の「千と千尋の神隠し(Spilit Away)」を学校でみんなで鑑賞 ⇒ いくつかのシーンがピックアップされ、それに対する質問がびっしり。Q: このとき、千尋はどうして一瞬ためらったのですか。どうして泣くのを我慢したと思いますか。それを見ていたおばあさんの気持ちはどうでしたか。」...などなど(実際はもっと難しい表現だった)。

・・・ちょっと、待って。これが、宿題なの? シーンって、、そんな細かく覚えてないし・・・。

さすが海外の大学で教鞭をとる日本語学科の先生。アニメを題材にして状況把握とか心理描写とかの切り口で、討論させるわけですね。やるじゃないですか。

結局、Lenaが既に自分で書いたところの日本語を直して、いくつか覚えている場面について二人で話し合って考えられる答えを共有して、あとはぼくが自ら宿題を申し出た。

”ごめんね、Lena。あとはちょっとシーンがうろ覚えだから、うちでそのシーンを見て、ポイントを書いてメールで送るよ。” (Lena) – Thanks a lot!, it’s really a big help! 

ていうことで、あっという間の1時間。$25をもらい、すぐさまそのお金でLenaのコーヒー代を払い、”明日までにメールする”と言って別れた。

やっぱり個人サービスだから、顧客を大切にしなきゃ、と、すぐ千と千尋をネットで見て、その日のうちに自分の宿題をLenaにメールで送った。

それから週に1~2回、Lenaとのチュータリングを続けたわけだけど、ある日からぽつぽつとぼくのGumtreeページ宛に「日本語チューターサービスをお願いしたいんですが –」という問い合わせが入るようになった。

久しぶりに自分のページを見てみると、明らかに今までと違う箇所があった。

Lenaが「Good Tutor, おすすめします。」という内容の高評価のコメントを書いてくれていたのだ。

あーーー自分としたことが・・・ そう、ユーザー評価による口コミ効果のことを全く忘れていた。あれほどパイロットユーザープログラムとか、仕事でくさるほどやってたのに・・・。いくら大学院の勉強の片手間とはいえ、マーケティングの初歩的な凡ミスでした。

それからというもの、問い合わせが増え続け、片手間じゃできなくなるほど、忙しくなることになる・・・。<続く – 顧客が顧客を呼ぶという鉄板の法則>

↓↓Gumtreeに実際来たメールのいくつかはこんな感じ

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