日本語教師ジョブスタッフさんから、ブログエントリーがありました。
新米日本語教師必読! 自分の授業スタイル確立への近道・全編
https://tredecim.co.jp/?p=1222
要約すると、
・偏った仕事スタイルにならないように、いろいろ学校見学をしてみよう。
・ロールモデルとなる先輩講師を見つけよう。
ということですね。その通りだと思います、ほんとに。ややキレイすぎますが・・・。
で、ぼくが思っていることをトッピングしてみると、こうなります。
自分の授業スタイルは、最初からあります!
どういうことかというと、授業スタイルって=自分のパーソナリティなんですね。1日に数時間、数クラスを一人で担当して、それを続けていくとなると、自ずと自分のコアな人間性がさらけ出されていく。やればやるほど。演じることなんてできません。
人がやっていて良さそうな「ネタ」や「アイデア」をパクって使ってみたり、話し方の技術をちょっとブラッシュアップしてみたり、授業の回し方をあれこれ試してみたり・・・など、パーツパーツで磨かれて自分のバリ(余計なギザギザ)が取れていくっていうことはあると思いますが、根本の部分は決して変わらないと思います。ほんとに。
オーストラリアで420時間養成講座を受けていた時も、3か月にわたるぼくら一人一人の模擬授業は<技術的には徐々にこなれていったとしても>、大元の授業スタイルというのは全く変わりませんでした。言い換えれば、個々人のパーソナリティの打ち出し方がうまくできるようになったとも言えるでしょう。
反面教師こそ見つけよう!
あの先生のようになりたいと思える日本語教師が見つけられれば、自分の働く意欲も向上心も沸いて成長につながります。 - 日本語教師ジョブスタッフさん
ロールモデルを見つけることはとてもいいことだと思いますが、授業に関して言えば、その先生と全く同じようには<一生かかっても>できないと思います。なぜなら、授業はテクニックや知識だけじゃなく、パーソナリティが超濃厚に反映されてますから!。授業は自分の【分身】ですからね。理想の人にどれだけ近づこうとしても、自分とのあまりのスタイルの違いに愕然として打ちひしがれ、負のループに入っていくかもしれません。
ですから、そのロールモデルの先生の仕事に対する姿勢や、教育哲学、読んでいる本などこそ大いに参考にするべきだと思います。
と同時に、反面教師を見つけてはどうでしょうか。なんでもいいんです。いつも下向いて喋ってるとか、非効率にいつまでも授業準備ばかりしてるとか、愚痴ばかり言ってるとか、社会のこと全然知らないとか、情弱だとか、、、何でもいいんです。これだけは自分はしないようにしようと感じる先生を見つけて、そこから学んで活かしていったほうがいい流れに乗れていくと思います。
学校に雇われる、なんていう気持ちは絶対持っちゃいけない!
声を大にして言いたいです。420時間でも、検定でもなんでも、日本語教師としての「資格」を得たその瞬間からプロ意識を持ってほしいです。新卒の大学生・大学院生みないなフレッシュなノリはこの際捨てて、「この学校(ワークプレイス)でどれだけ仕事のやりがいを持てるか?」「どれだけ自分が貢献できるか」というような感じでちょうど良いと思います。(もちろん条件面は納得いくまでちゃんと聞いてください。)
最初から常にプロとして「意識 高!」の心持ちでいくくらいのほうが、いいプレッシャーを感じて自分のいいスタイルも比較的短期間に磨かれていくと思います。
自分で授業やカリキュラムが切り盛りできるようになってくると、ほんと楽しくてしょうがなくなりますよ!
[…] でも、どんな新人教師でも、その時点で自分が持っているスキルとパーソナリティで、既に自分のスタイルというものがあるはずなんです。(参考記事: [感想] >> 新米日本語教師必読!自分の授業スタイル確立への近道) […]
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