授業で’ZONE’に入れるときがある

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授業中に、ややもすると時間も忘れて、こだわろうとする自我も消えて、脳からぐわんぐわんいいアイデアが送り出されてきて、ただナチュラルに当たり前のように動ける状態になるときがある。いわゆるZONE(ゾーン)体験ですね。スポーツ選手じゃなくて、日本語教師でも本当にあるんです。

今日したツイート↓↓

■ ZONEに入れるときってどんなとき?

ただし、いつも入れるわけじゃないし、自分でコントロールできない。今のところ。

だけど、ツイート後、なんとなく自分で考えてみて、条件を思い当たったので、ちょっと書き残してみようと思います。

  1. がちがちに授業の準備していないとき
  2. 健康状態がいいとき
  3. 自分がリラックスしているとき
  4. 生徒もリラックスしているとき
  5. うまく生徒の話を聞けているとき

この要素が全部そろったとき、魔法がかかったように、いい授業になる。つまり、授業がとてもいいリズムで進行していき、生徒がたくさん学べる。そしてやっている自分も楽しくてしょうがないという状態。これほんとやばいですよ。あの授業が終わった後の充実感と満ち溢れる自信。

自分って、すごくいい先生かも!といい感じのセルフイメージ高める的効果も得られます。

で、気づいたのは、いいダイビングができたときと似てるかなって。ある意味、無の境地。呼吸が安定していて、すごく落ち着いていて、自分が海の一部になって魚たちと遊べているとき。かなり近いですね。

授業で「こうしてやろう」「ああしてやろう」と頭の中に欲が占めている状態では絶対だめ。まさに<教師煩悩>を振り落とさないとだめなんですね。独りよがりでは授業とシンクロできない。よって、授業準備かっちり、シナリオ付き教案かっちり、授業前に何回もランスルーして、使う教材を指さしチェック、なんてやってたら、ほんと無理。ZONEと一番遠いところで授業してると思う。

■ 結局は「生徒と教師の一体感」に尽きる

朝一でも午後一でもまたは休憩後でも、生徒が放ってる波長はばらばら。授業を始めるときにその波長が少なからず教師に向かってくるわけだけど、そこに生徒の緊張が入っているとやっぱりだめ。教師側が強引に生徒の波長をこっちに向けようとしてもやっぱりだめ。

教師が穏やかなナチュラルさでふわーっとこちらに流れを引き寄せて、生徒からの心地よいオーラを感じながら「さあ、楽しく学んでいこうか~!」っていうモードが生徒とシンクロしたとき、ZONEに入れると思います。

言うは易く行うは難し。

分かっていても決して毎回毎回できるわけじゃないです・・・。

でも、これだけは、ということで自分が分かっているのは、条件の5が大事、つまり、生徒の話をうまく聞けるぐらい、時間的精神的余裕をもって教室の中にいられてるかという心構えですね。最低限これができていればZONEへの窓口は開くと思います。

明日もやる。鬼ZONEタイム降臨を目指して! じゃ、またーー。

追記: 後日、Murakami, Yoshifumiさんから、返信ツイートにて情報をいただきました。「フロー体験」という呼び方がちゃんとあるのですね。

 

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