初夢 2018 – 海外日本語学習の近未来

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2018年元旦。こんな初夢を見る。

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生徒たちは、教室で自分のタブレットを起動し、クラスメート同士おしゃべりをしながら勉強の準備を始める。

自分のアカウントでログインすると、パーソナルダッシュボードが画面に表示される。学習がどこまで進んでいるか、昨日学んだことは何か、ドリルやチェックテストの点数と理解度、間違い傾向、補強ドリルのリコメンド、今日予定されているタスクと予想消費時間などが一目で分かるようになっている。

まずやることは、生徒個々に用意された、今日のウォーミングアップタスクだ。間違い傾向から生成された簡単な文法クイズや、3日前に学習した新語彙の復習、最も効果的な短い会話のリスニングとショートパラグラフ読解などに取り組む。全てAIから自動生成され、完全にパーソナライズされている。

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個々のウォーミングアップタスクが終わったところで授業が始まる。教師は、自分のモニタースクリーンから、生徒たちの進み具合や理解度などをリアルタイムで把握しており、総括的なフィードバック、前後3日間で生徒たちが学習している対象の文型や語彙を使って場面を設定し、【意図的に】エモーショナルな話し方で短いスピーチを行い、ランダムに生徒たちとのQ&Aを行う。

授業の半分は、アウトプットの活動となる。3人一組のアイランド型に配置されたデスクの並びで、グループによる会話タスクをこなす。ここでは<習得した文型と語彙を使って、文をメイクして発話する>というアクティビティがメインとなる。タスクは、教師から各生徒のタブレットに一斉配信される。

3人グループのペアは、頻繁にチェンジされながら進んでいく。教師は教室を回りながら、状況を確認し、修正と指導が必要な部分をメモしていく。また、質問には適宜応え、必要に応じてメモしていく。

活動終了後、教師は、総括のフィードバックを行い、このタイミングで間違いなどを修正していく。ホワイトボードを使って図示したり、いくつか確認のためのQ&Aなどを行う。

そして、理解度チェックテストに進む。生徒は制限時間内にタブレットから問題に答えていき、最後にSubmitをタップすると、その場で採点され、スコアの表示とともにダッシュボードにも反映される。

類似のドリルがいくつも用意されているので、早く終わった生徒は次へ次へとチャレンジしていくことができる。

一定時間経過後、教師は個別コーチングを始める。特にミスが多い生徒からデスクサイドサポートを行い、ミスが少ない生徒には、正解した生徒とのピア・チュータリングを勧める。

基本的に教室に紙はない。教科書のコンテンツはひとつひとつの会話や練習がデジタルパーツになっており、教師が予めプレイリストを作るように編集しておくことができる。

会話用スクリプト等も、生徒や環境に合うように教師がカスタマイズすることができ、常に最新最適なものにアップデートされている。教材も全てデジタル・オブジェクトになっており、教師専用のストアから自分専用のフォルダへセットアップしておくことができる。

授業が終わるころ、教師は直近3日間に予定しているコースワークをアップデートする。

生徒たちは、タブレットから事前学習対象の文型・語彙モジュールをタップしていき、タスクリストをアップデートする。そこには、文法解説のためのショートビデオのリンクがついていて、生徒は自宅や外のWifi環境からビデオにアクセスし、<必要に応じて何回も停止・巻き戻し>しながら、【自分のペースで】新しい文法を学んでいく。

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こんな授業になったらいいな、と思いつつ、初夢を閉じ、ゆっくりと南国でのお正月が始まりました。じゃ、またーー。

2件のコメント

  1. […] いずれ近い将来、このテストも完全にデジタル化されると思います(参考エントリ: 初夢2018 – 海外日本語学習の近未来)。そうしたら、採点の「作業」そのものが教師の手を離れるので、もっと楽に分析作業に集中できると思います。 […]

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