とにかく「褒めること」、休まず「褒め続けること」

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日本語教師に限らず、何かしら職業として教育に携わっている人なら、必ずこのことがいつも頭の中にあると思います。

「どうやったらもっと生徒のモティベーション」を上げられるか。

もちろん、教師側の熱意で引っ張っていくということもとても大事ですし、それなしではいい授業は成り立ちません。

あなたの熱意は、周囲の目に魅力的に映り、大きな刺激となって、伝わっていくだろう。そしてみんながあなたに引きつけられ、そばにいたがるだろう。

- ノーマン・ヴィンセント・ピール(1989-1993)

でも、よりよい教室空間は決して教師だけで作れるものではなく、生徒から放たれるモティベーションのオーラとシンクロして初めて相乗効果を生み出していきます。

最近いろいろなところで繰り返し言われていることですが、

<デジタルネイチャー化した新しい時代に生きる私たちは新しいスタイルでの教育の再定義を余儀なくされ、一斉授業の衰退とともに教育のパーソナライズが必須となる>

ということは、教師はより的確なコーチングができる学びナビゲーターになることを求められるでしょう。そこでやはり重要なことが、生徒のモティベーションを上げる/維持するためのメソッドを教師がきちんと持つことだと思います。

この辺りは、これから心理学を勉強していく中で積み上げていきたいスキルですし、またPEP TALK(スポーツ選手を励ますために指導者が試合前や大事な練習の前に行う短い激励のメッセージのこと)も研究していきたいと思っています。

■ 褒めメッセージで、気分のよい心持ちを得る

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全米最優秀教師賞を受賞した、アメリカの小学校教師 ロン・クラーク氏は、著書でこのように語っています。

子どもたちがうきうきした気分で学習に熱中できるのは、自信を持っているとき、うまく理解できていると思うとき、楽しんでいるとき、ほめてもらえるときだ。

親と教師にとって、すごく大切なこと」 ロン・クラーク(2005年)

裏返せば、すなわち教師は、教室で生徒に『自信を持ってもらうための、理解できていると感じてもらうための、楽しんでもらうための』体験をつくる努力を惜しみなく行い、そして【ほめる】ことを忘れずにしましょうね、ということです。

教室体験をつくっていくことは、本当にクリエイティブなことですし、ひらめいたことを深掘りして考えて、形にして、工夫して、やってみて、また改善して・・・という作業はいくら時間を投入しても惜しくないぐらい教師冥利に尽きる楽しい仕事です。

でも、一方、【ほめる】ことを過小評価せずに、大げさなぐらい毎日やっていったほうがいいなとも思うのです。

それに改めて気づいたのが、今日、DMM英会話で、レッスン終了後にジャマイカ人講師がぼくに送ってくれたSkypeメッセージの言葉です。

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英会話

今日初めて話す先生で、お互いの普段の生活や、ジャマイカの交通事情などをカジュアルにフリートークしただけだったのですが、その先生はとにかくポジティブな「褒めメッセージ」を送ってきてくれたのでした。

そして、これによって自分が感じた、ちょっとした「気分のよい心持ち」を果たしてぼくがいつも生徒に行っているか、自省したのです。

■ とにかく褒め続けよう

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素直に生徒を褒めて、何か失うものはあるでしょうか。英語ともタガログ語とも全く違う、未知の世界の外国語を習得すべく日々チャレンジしているのです。しかも一歩外に出れば、自国で、日本語に触れる機会などありません。

ゲームでアイテムをどんどんGETしていくように、よくできたら【褒め】、低迷している生徒には、少しでも何か達成したら【褒め】、とにかく褒めて褒めて褒め続けよう。

学校で唯一の日本人(外国人)である自分に褒められることは、尚更インパクト大だと思います。早速、明日から、意識してやります。生徒の小さな達成にアンテナを張って。

じゃ、またーー。

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